教員室リレートーク
「驚いたこと」中2C担任(国語科)
今年度からこの学校で勤務することになり、驚いたことが2点あります。
1つは生徒たちの向学心が強いということです。毎日の朝テストに対して真剣に取り組み、友人同士で確認し合っては間違えたところを本気で悔しがっています。
普段の授業でも疑問に思ったことはメモを取り、きちんと質問をしに来ます。知的好奇心も旺盛で、こちらも日々の授業が楽しみになります。
もう1つ驚いたことは、先生たちの熱量が凄いということです。生徒たちをより良い方向に導こう、生まれ変わる学校をより高く引き上げていこうという姿勢をひしひしと感じます。
30年近くお勤めの方に「自分たちでやるぞ、という熱意が溢れていて驚きました」とお伝えしたところ、「我々は野武士集団ですから!」と力強いお返事をいただきました。
ちょっと何をおっしゃっているのかよくわかりませんでしたが、私は「〇〇ですから!」という語感がすごく好きで、そこから色々なものが連想されました。
まず『スラムダンク』に出てくる桜木花道はバスケットボールの初心者でありながら、自分の才能を信じて生き様を貫きます。どんな困難にも挫けない彼の口癖は「天才ですから」です。
また、かつて明治大学に通う学生が今から数キロ離れた自宅まで歩いて帰るというのに対して、教授が「大変じゃないの?」と聞いたところ、「明治ですから!」と返したそうです。ちょっと何を言っているかわからなかったものの、その響きが気に入った教授はそのまま会議で大学のカラーを示すキャッチコピーとして「明治ですから!」を提案し、見事採用されたと言います。
この「〇〇ですから!」に共通するものは、アイデンティティーの揺るぎなさです。野武士も天才も明治も、自分は○○であると言い切れる軸の強さがあります。
生徒の皆さんにも、学校生活を通じて何かひとつでも「言い切れるだけの自己」を見つけてほしいと思います。数学好きである、筋トレマニアである、受験生である、などなどです。それらの軸が強く太くなっていった先に、自分の得意な道というものが見えてくるはずです。
私も野武士集団の末席に加えていただいたため、言葉を用いて生徒たちの力を伸ばしていきたいと考えています。国語科ですから。
