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山岳部

新潟 越後湯沢 雪の方丈山

投稿日2026/2/16

2026年2月15日(日)

新宿駅-(埼京線)-大宮駅-(上越新幹線)-越後湯沢駅-(送迎バス)-湯沢パークホテル…(20分)…ペアリフト乗り口…(パノラマコース33分)…パノラマリフト降り口…(三本松コース71分)…687mピーク…(45分)…方丈山(843m)…(94分)…リフト降り口…(銀河コース40分)…湯沢パークホテル-(送迎バス)-越後湯沢駅-(上越新幹線)-大宮駅-(湘南新宿ライン)-新宿駅・解散

本日の月例山行は高校2年生部員と越後湯沢駅近くにある方丈山へ行きました。高校3年生部員は、例年5月を目途に大学進学へ向けて部活動を一区切りとしています。高校2年生部員は精力的にトレーニングに取り組み、雪山登山へチャレンジしたいと希望しました。日本学園山岳部では、高校生の積雪期の登山については、部員の体力と技量が十分で、雪山登山への希望が強く、保護者からの同意を得た場合に限り、安全対策をとった上で実施をしていました。今回も条件が整いましたので、雪崩ビーコン、捜索用プローブ、スコップ、ザイル、ハーネスなど装備を整え、方丈山へ行きました。方丈山は越後湯沢駅の近くにある山です。谷川連峰の蓬峠付近から西側へ、足拍子岳、荒沢山などの山々を連ねる尾根の末端にあります。天気予報では快晴、春の陽気とのことでした。越後湯沢駅に着くと、いつもは鉛色の雲に覆われているのですが、今日は青空でした。早速、送迎バスに乗り、湯沢パークスキー場へ行きました。雨具を着て、サングラス、スパッツと帽子を身に付け、ピッケルを片手に、湯沢パークスキー場パノラマコースの脇を登りました。パノラマコースの上部でアイゼンを付けました。いよいよ尾根道、三本松コースを登りました。雪庇に気を付けながら、ルートを選びました。678mのピークで一休みしました。雪が深く積もる急な尾根道を登り詰め、方丈山の頂上に立ちました。晴天に恵まれ、越後湯沢の街並み、荒沢山、足拍子岳、大源太山、飯士山、仙ノ倉山、苗場山などが眺められました。頂上で一休みしてから、湯沢パークスキー場を真っ直ぐ目指して尾根を下りました。途中、急な所もあり、慎重に、雪を踏みしめ、踏み台を築きながら下りました。ピッケルを雪に根元まで突き刺すと、かなり頑丈に固定出来ました。時間をかけてゆっくり下りました。湯沢パークスキー場の林道コースに辿り着くとホッとしました。林道コースを下り、湯沢パークホテルの前で送迎バスを待ちました。天気が良く出て、暖かかったので、アイゼン、ピッケルやスパッツがたちどころに渇きました。荷物を整え、送迎バスに乗り、越後湯沢駅へ向かいました。帰りの上越新幹線がすいていたので、ゆったり寝ながら帰りました。今日の山行は、晴天に恵まれ、入門的な雪山の歩きとなりました。部員たちには良い体験になりました。

高2C組 ユート

今回の登山では初めて雪山を登りました。今まで行ってきた山とはまるで違う登山だったと思います。まず、雪の上を歩いて登るのが難しかったです。雪の上を歩いて登る時、靴の先端の方を突き刺して登って行く方法を先生に教わったのですが自分は上手くコツを掴めずに踏んだ所がどんどん沈んでしまってとても大変でした。先行する先生達の足跡を踏んでいく事でなんとか進んで行きましたが、まだスキー場を登って行くところで山にすら入っていませんでした。なので、先行きがとても不安でした。登山口に着いた時に雪の上を歩くための外付けのスパイクの様な道具であるアイゼンを装着すると、登りがアイゼンなしと比べて格段に楽になりました。そして山を登って行った時、いつもの山ならちょっと登るだけの丘の部分もものすごい大変でした。雪に足を取られない様に一歩一歩慎重に進んだので見た目より長い道に感じました。なんとか頂上まで登った時、今までで一番くらいいい景色が見れました。特に、雲ひとつない晴天だったため360度美しい白い町を見下ろせたので、最高の景色を楽しむことができました。景色を楽しみ休憩した後、山を下って行ったのですが、足を踏み外すと一気に転がり落ちてしまいそうだったので登りの時より慎重に降りて行きました。途中仲間が少し滑り落ちたり、足がはまってパニックになったりしましたが、無事にスキー場まで降りてこれました。今回の登山は高校2年生全員で一ヶ月体づくりを頑張ってきて挑んだ登山なので成果が出て良かったと思います。

高2A組 ダイ

今回の登山では、初めて雪山に行きました。 雪山登山に行くのは入学当初からの目標で、学園祭にお邪魔して雪山登山に行った先輩たちの写真を見て入学を決めたのをいまでも覚えています。しかし、雪山に登らないまま高校二年生の三学期を迎えてしまい、さらに直前の二回の登山が病気などで、2人だけで登山する事になった時、少人数で行く登山のさみしさに気がついてしまい、一月前、先生から「このままでは他の高校二年生と一緒に雪山登山にはいけない」と言われ、雪山登山は諦めていました。ですが、「本当は雪山に登りたかったんだ」と、他の高校二年生に打ち明けたところ、そういう事ならと、休日に自主的に集まってトレーニングをしたり、家での自主トレーニングを追加した新しい予定表を作り、それを1ヶ月間実践してくれました。その結果、当初はその予定表を完璧にやらない限り雪山は無理だと言われていましたが、1ヶ月立った頃には念願の雪山に行けるめどが立ちました。今回いく雪山は新潟県にあり、早朝に新宿駅に集合し、そこから新幹線に乗り換えて目的地に向かいました。始めて行く雪山では、今まで行っていた山とは全く違う危険が潜んでおり、聞いたこともないような技術やコツが沢山求められました。はじめに技術を求められたのはスキー場の横を通る時、地面の雪に足を爪先から蹴るように突き刺し、斜面を滑り落ちないようにする技術が必要となりました。しかし、この技術は今回習った技術の中で最も感覚的で、初めは足が滑ったり、右足が腰と胴体の付け根まで雪の中に沈んだりしてしまい、ずっとこの調子で歩き続けるのならば山頂は絶望的だとさえ感じました。その為スキー場から山の中に入って、アイゼンをつけたときの安心感は格別でした。アイゼンでは、アイゼンをつけていなかったときとは全く異なる技術が要求されました。まず、アイゼンをつけたとき一番気をつけるのは、アイゼンの針が自分のもう片方の足に引っかかってしまい、そのまま体制を崩して転んでしまうことでした。そこでアイゼンをつけて歩くときは足と足の間に、最低拳二つ分のスペースを開けて歩く必要がありました。雪山の中では木の温度によって雪の中に空洞ができる『落とし穴』や、尾根に積もった雪が風などで片方にせり出してしまう『雪庇』にも注意する必要がありました。今回登った雪山は、木が夏の山と比べて少なく、雲ひとつない快晴だったこともあり、登山の途中で見れた景色達の一つ一つが今まで登ったどの山でも、経験できないような絶景でした。特に印象に残ったのは実は山頂の景色ではなく、その直前の木が急になくなった尾根から見えた景色でした。それまではずっとあくまでも木々の中を歩いていましたが、頂上まで残り3分足らずの地点に入った瞬間木々が急になくなり、今まで木々によって隠されていた、滑ったらどこまでも落ちて行ってしまえるような雪の斜面が姿を表し、その恐怖と同時に、視界が開けあたりに広がる白くて巨大な山々と、そのさらに後ろに360度を囲む長い山脈が見えました。落ちたら死んでしまう恐怖と、それでも足元から目を離して見てしまう絶景で今まで感じたこともないような複雑な気分になりました。 雪山から下山した後、帰りの電車の中で、今まで登山に参加しなかったが1ヶ月前から一緒に練習して、今回が最後の登山になるであろう人から、「あの時、本当は雪山に登りたいって言ってくれて良かったよ。」と言われたのが今回の登山の宝物になりました。

山岳部ホームページ http://www7b.biglobe.ne.jp/~suzuki3309/