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夏期講座「東大国語入試問題を解く」 高1学年主任(国語科)
7/21(火)・22(水)高校1年生を対象に「東大国語入試問題」にチャレンジする講座を実施しました。
夏休み開始直後、東京も梅雨明け宣言が出され、気温35度を超える猛暑日、それでも集まった奇特な生徒は18名。
いやあ素晴らしい(ちなみに、講座は「奇特

」という言葉の意味からスタート)。
それにしても、高校1年生、高校生になってまだ4ヶ月に満たないにもかかわらず、トップとされる国立大学の入試問題に挑もうとする姿勢が素晴らしいです。
とにかく、生徒は自分の解答を用意して臨みました。
特に古文や漢文などはまだ学習を始めたばかりですので、思うように解答できなくて当たり前。
大学受験へ向けて、東京大学の「胸」を借りて、これからどのような力が必要となるか、そのためにどのようなことに気をつけて学習をしていけばいいかがつかめれば、今回の講座はOKです。
【以下、いくつかの生徒の感想です】
〇高校受験が終わってから、受験問題を解いて解説を聞くことがなかったので久しぶりに感じた。今の自分だと古文と漢文が難しいと感じたので、これからの授業を理解して解けるようにしたい。問題の解答の仕方や知識など、自分はまだまだだなと感じたので、頑張って勉強したいと思った。

〇東大の過去問と聞いた時には全く歯がたたないのではないかと思ったけれど、現代文などは自分の考えてる方向と答えが重なる部分も複数あり、自信に繋がりました。ただ、間違いももちろん多かったので、先生に問題文を読む上での注意ポイントや、正しい答えのまとめ方などを教わってとても良い経験になりました。漢文や古文などは少しでも内容を理解できるようになるために、単語や言葉の意味などの知識から増やしていきたいと思いました。
〇現代文の大問が高校受験で受けた志望校の問題と似ていて既視感があり初めてにしては部分点だとしても点をしっかり取ることができた。新しいことをたくさん学んだのでしっかり復習したいと思います。一学期で習った古文というのはとても初歩的なものだという現実を突きつけられました。夏休みから古文、漢文の先取りを行おうと思います。
それにしても、今回みんなで取り組んだ評論の内容は「反知性主義」についてのもので、その中に
「ある人の話を聞いているうちに、ずっと忘れていた昔のできごとをふと思い出したり、しばらく音信のなかった人に手紙を書きたくなったり、凝った料理が作りたくなったり、家の掃除がしたくなったり、たまっていたアイロンがけをしたくなったりしたら、それは知性が活性化したことの具体的な兆候である。(そういう形での)影響を周囲にいる他者たちに及ぼす力のことを、知性と呼びたいと私は思う。」
「その人がいるせいで周囲から笑いが消え、疑心暗鬼が生じ、勤労意欲が低下し、誰も創意工夫の提案をしなくなる・・・その人が活発にご本人の『知力』を発動しているせいで、彼の所属する集団全体の知的パフォーマンスが下がってしまうという場合、私はそういう人を『反知性的』とみなすこととしている。」
とありました。
前者の「ある人」と後者の「その人」と。
私は教員として、というよりむしろ人として、どちらのタイプの人間であるのか、むろん前者でいたいと思いつつも、省みてしまいました。
少々「高尚」ですが、国立大学の最高峰が国語の入試問題において示している、教育や学術の世界に志向しているものについて、生徒が考えてくれたらとてもうれしく思います。