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夏期講座「寄席入門」を実施しました

投稿日2026/7/24

日本の伝統話芸である落語ですが、直接聴いたことがある人はそこまで多くないかもしれません。

日曜夕方の某番組で行われているのは落語家による「大喜利」であり、「落語」とはやや異なります。

 

以下、私の落語への愛を少しだけ語ります。

落語を聴くと、自分の頭の中でストーリーを描くため想像力が広がります。

また、オチのつけ方や言い回しの面白みなど、言葉の感性をこれでもかと刺激してくれます。

そんな落語をじっくり聴ける寄席では、お菓子や飲み物を口にしながらゆったりと心を開放することができます。

そして日本に6つしかない寄席が、なんと都内には4つあります。地の利を活かして行くしかありません。

さらに寄席は1月1日から12月28日頃まで毎日昼から夜まで開いていて老若男女を受け入れてくれます。行くしかありません。

 

ということで今回、10代の感性を大いに揺さぶるべく、夏期講座の「寄席入門」を企画しました。

参加者多数の場合、実施日を増やすか団体予約をして席を事前に確保する必要が出てきます。

やれやれこいつぁ忙しくなってきたぜと思いつつ蓋を開けてみると、参加者は2名でした。精鋭中の精鋭です。

扇子と団扇を持参、さすが精鋭

向かった寄席は上野と御徒町のあいだにある「上野鈴本演芸場」です。駅からも近く建物も新しいためオススメです。

12時から始まり、落語をメインにしてマジックや漫才も披露されます。

難しい言葉や独特な言い回しもある中、生徒2人は笑いどころで楽しそうに笑い、気になる箇所はメモを取りながら話芸に聴き入っていました。お見事です。

途中途中で解説を加えつつ、保護者の方が持たせてくださった差し入れをありがたくいただきながら、4時間にわたる没入体験はあっという間に過ぎました。

名物の追い出し太鼓
10日ごとに演者が変わります

生徒の感想を一部ご紹介します。

自分自身寄席のことは何度も聞いたりはしたのですが実際に行くのは初めてで、演芸場に入ると普段とは少しばかり違った雰囲気でおもしろかったです。そして寄席も落語だけでなく漫才や手品などもあり、落語では前の人の芸や他の人をイジったりするのも良かったです。そして古典落語だと人によって話の雰囲気もテンポも変わるのがいいポイントだと思いました。一度行ってみると新たな視点が生まれました。《Tくん》

私は初めて寄席に行きました。最初は「何を言っているか、わからないかもしれない」と身構えていましたが、いざ行ってみると、なんとなく雰囲気や言っていることがわかりました。その中で特に印象に残ったのが落語で「ママ!トトロが居た!」と歌武蔵さんが言われていた場面と、「ぼくプーさん。人間食べたい!」とロケット団が漫才をしていたところです。なぜ、印象強かったのかと言うと、その日の落語では、昔の時代が話の舞台になっていることが多かったのに、身近な名前が聞こえて、興奮したからです。また、ほとんどの落語家は物語形式で演じながら話していたのに対し、歌武蔵さんは、雑談形式で話していたところが、話を聞きやすいし想像しやすくて、面白かったです。来年の日程が合えば、また寄席に行って歌武蔵さんの落語や、ロケット団の漫才を見に行きたいと思いました。他にも、寄席に行ったときに鳴っていた太鼓は、「ドンドン、ドンと来い!」とお客さんを呼び込むという意味があったり、帰るときになっていた太鼓は早めの音で「デテケデテケ!」というお客さんに帰るよう促す意味があったりすると先生に教えてもらい、寄席は人が話し始める前から面白いし興味深いと思いました。《Yさん》

少しでも生徒の興味をかき立てることができていたら嬉しいですし、自分でも寄席に通うようになってくれたら言うことなしです。

また来年もどこかの寄席で開催したいと思います。興味がある人はぜひお声掛けください。