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「自由すぎる研究EXPO2026」で、中2のD君が金賞(2冠)を受賞しました
明治大学付属世田谷中学校技術科です。
今年度、技術科の授業の取り組みとして、中学2年生全員で株式会社トモノカイ主催「自由すぎる研究EXPO2026」にエントリーしました。全国の中高生から9,958件もの応募が集まったこのコンテストで、本校中学2年生のD君が金賞、それも2部門での受賞という「2冠」を果たしてくれました。
本校の技術科では、ものを作る技能を身につけることはもちろんですが、それだけを目指しているわけではありません。素材にはどんな背景があるのか、技術はどう進化してきたのか、それが社会とどうつながっているのか。そうしたことを多角的に見て、教科の枠を超えて考える力を大切にしています。
なかでも一番大事にしているのは、生徒それぞれが自分の好きなことを追いかけ、興味や関心を育てていくことです。知ること、そして自分の頭で「なぜ?」と問いを立てられること。授業の中では、この「発問する力」をいちばん大切にしています。本校が取り組んでいる探究の学び「創発学」も、根っこにあるのは同じで、自分の好きなことを追いかけ、自ら問いを立てるという姿勢です。技術科の授業は、その実践の場のひとつだと考えています。
この取り組みは、中学1年生の夏休みの宿題から始まっています。【君の「なぜ?」を見つけて、調べて、伝えよう!】という宿題です。日頃感じている「これってどうして?」「なんでこうなるんだろう?」という素朴な疑問こそが、学びのスタートラインだと考えているからです。
自分が気になったこと、不思議に思ったことをテーマに選び、なぜそれに興味を持ったのか、どこが疑問なのか、この2つをはっきりさせながら、自分の力で「なぜ?」を掘り下げていく。そして最後は、読んだ人が「おもしろい!」「なるほど!」と思えるように、わかりやすくまとめる。そういう宿題を、毎年中1に出しています。自分だけの「問い」を、大事に育ててほしいからです。
中学2年生になると、この経験にさらに磨きがかかります。中1の「なぜ?」をさらに深めていく生徒もいれば、まったく新しい着目点で取り組んだ生徒もいます。今年は、その積み重ねの結果として、中2全員でのエントリーが実現しました。そして、この小さな一歩の積み重ねが、中学3年生で取り組む研究論文につながっていくのだと思います。
小さなステップを繰り返すことで、生徒は確実に成長します。そして、より大きな研究課題に取り組む力を、少しずつ身につけていきます。
生徒たちには、常々「大学は研究機関である」という話をしています。中高6年間のなかで、自分の興味・関心が「研究したいテーマ」に育っていってほしい。そして、大学で探究したいテーマを見つけてほしい。そう思いながら、日々授業をしています。
小学生のみなさんの中にも、今すでに夢中になっていることがある人がいるかもしれません。ゲームでも、生き物でも、料理でも、スポーツでも、音楽でも、なんでも構いません。その「好き」という気持ちや、ふと感じる「なんでだろう?」という疑問は、立派な研究のはじまりです。技術科ではその気持ちを大事に育てていく時間を大切にしています。皆さんが今夢中になっていることが、いつか誰かに「おもしろい!」と言わせる研究テーマに育っているかもしれません。
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