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夏期講座「ほんとうに効く基礎化粧品はどれだ」を実施しました

投稿日2026/9/11

8/17(月)、18(火)の2日間にわたり、高校1年生向けの夏期講座として「ほんとうに効く基礎化粧品はどれだ」を実施し、男女合計31名の生徒が参加しました。

夏期講座はただ勉強をするだけでなく、これまでに学んだことが日々の生活や経験の中に結び付くことを、楽しく体験しながらとらえ直す機会でもあります。

教員の担当教科にこだわらず、私たち教員がまず「これって楽しくない?」「こんなことできたら面白いよね」とワクワクしながら企画した、様々な講座。

なかでもこの講座は、理科と社会科でコラボしたものになります。

 

初日は化学実験室で講義とグループワークを行いました。

基礎化粧品に求められる機能や成分について、化学の視点から講義やデータベース検索を。

続いて、基礎化粧品の規格や販売について、これまでにあった化粧品のキャッチコピーなどを例示しつつ、法的な観点から解説。

自分たちが欲しいと思う基礎化粧品を企画するグループワークを行って、終了となりました。

 

2日目は、花王コスメプロダクツ小田原の見学へ。基礎化粧品だけでなく、メイクアップ化粧品も含めた研究・製造の現場に行ってきました。

まずは美や感性といった言語化しにくい事柄を科学的に体験し、目で見て分かる形にする体感型研究スペース「ここラボ」の見学体験。

こちらはBEAUTY MOTION(所作・ふるまいの美しさ)を体験するゾーンです。

 

美しい所作が美意識を引き出すことに繋がるため、所作が自然と綺麗になるような容器のデザインにしていると知って驚いたり、表面上での美しさだけでなく内面からにじみでるような所作での美しさも必要だと知った、という生徒たち。

こちらは、TEXTURE COLLECTION(自然の色と質感を使ったメイクアップ)の体験ゾーン。

 

自分の顔写真に、選んだ色・質感のメイクをのせていきます。想像を超える仕上がりになっていくことに大盛り上がりな生徒たち。

そしてさらに盛り上がったのは、AROMA GARDEN(新しい美を表現する香り)のゾーン。

 

「化粧品に香りがついているのは知っていたし、大切な要素なんだと思っていたけれど、選んだ雰囲気でおすすめの香りが出てきたり、その場で混ぜ合わせて新しいその人自身の香りを作っていてとてもすごい技術だと思った」という生徒の感想が印象的でした。

続いて、工場の製造ラインの見学へ。

こちらでは、色と香りが与える印象の違いについて衝撃を受けた生徒が多くいました。

「ピンク色のクリームなのにチョコレートの匂いがする」という体験を通じて、「この色ならこんな香りがするだろう」という先入観を知らない間に持っていたことに気づいたそうです。

教室の中だけにとどまらず、実際に行ってみる、体験してみることで、新たな発見があり、また次の知見につながる。

本校が大切にしている創発学そのものですね。

今回の夏期講座を通して、私たち教員にも新たな発見と学びがあり、また来年、もっとブラッシュアップした講座を実施したい!という思いが高まりました。

参加した生徒たちの感想を、一部ご紹介します。

〇基礎化粧品についてあまり知らなかったし、とりあえず楽しそうだからといった理由で申し込んだけれど、事前の講習では、先生たちから製品のどのような成分がどんな効果をもつのかや、広告の制限について学んで、全然知らないことばかりで驚いた。友達とキャッチコピーや成分、パッケージなども考えて新しくアイデアを考えるのは、実際はそんなにうまくいかないんだろうけれど、みんなの発想がたくさん出て面白い商品になってとても楽しかった。二日目の工場見学は、小田原まで行くのはとても遠かったけれど、工場ではとても貴重な経験をたくさんさせていただいたし、友達と色々なことを体験しながら化粧品について知っていけたので、とても楽しかったです。

〇1日目の講義では、基礎化粧品の成分や機能、薬機法の広告規制について学びました。基礎化粧品は、成分を浸透させて、浸透した成分を逃がさないことが大切で、分子の大きさなど様々なことを考慮して開発するのが難しそうだと思いました。今度基礎化粧品を買うときには、成分表を見て自分の肌悩みに合う製品を選んでみたいです。また、広告で使える言葉の規制が厳しく、企業は法律に違反しないようにしながら効果も伝わるように、試行錯誤してキャッチコピーを考えているのだと知って驚きました。2日目の工場見学では、工場の方の話を聞き、容器の工夫や原料による潤いの違い、衛生管理など、化粧品について幅広く知ることができました。最先端の設備で美や感性に関する体験もでき、先進的な取り組みを実際に感じられて面白かったです。今回の夏期講座を通して、製品をつくるのにたくさんの努力や技術があるのだと分かり、ものづくりの面白さと難しさを知りました。